ジンクス

妊活のタイミング法

「タイミング法」とは、その名の通りタイミングを見計らって性交渉を持つことで、妊娠の確率を上げていく方法です。
妊娠するためには、まず精子と卵子が出会う「受精」が行われなければなりません。
卵子は月に1度、卵胞から排卵され、卵管を通って子宮にたどり着きます。
卵管を通っている途中、精子の1つがその卵と受精し、子宮で着床すると無事妊娠という形になります。
しかし、卵子も精子も生き物ですので、寿命があります。
子宮や膣の中は殺菌作用が強く、精子はそんな中でなんとか生き延びながら受精を目指すというわけです。
少しでも卵子と精子のタイミングがずれれば、受精は行われず、そのまま月経となって血液と共に流れ出てしまうのです。
ですので、排卵日を予想し、その時期に性交渉を行います。
なんらかの原因で赤ちゃんが出来にくいカップルも、タイミング法を行うことでかなりの確率で妊娠が可能になります。
成功率も高く、妊活としては、まず試してみる価値のある方法です。

タイミング法を行うには、まず排卵日を知らなければいけません。
そのためには、「基礎体温」が重要となります。
女性の身体は、女性ホルモンの働きによって基礎体温が毎月正確に変化していきます。
ちょうど排卵日になるとガクンと体温が下がり、その後月経までの約2週間が高温期という高い体温が続く時期となります。
このサイクルが分かるようになれば、自然と自分の排卵日が予想できるというものです。
2、3カ月基礎体温をつけ続ければ、自分の月経周期が分かってきますので、ぜひ試してみて下さい。
基礎体温は起床後すぐ、布団の中で起き上がらずに計ります。
最近では時間がかからずすぐに計ることの出来る計測計や、結果をデータとして保存しておけるような便利な器械も発売されています。
自分に合った計測計で、基礎体温を把握していきましょう。
タイミング法でなくとも、自分の月経周期を知ることは妊活にとって非常に重要です。
毎日のことで大変ではありますが、ぜひ計測することをお勧めします。