妊活と生理周期
生理周期とは、月経から次の月経までどれくらいの期間があるか、その長さのことを言います。
一般的には約28日が生理周期と言われ、大抵の場合ひと月に1度の割合で月経が訪れます。
ただし、月経周期には個人差もありますので、多少短かったり長かったりというケースはもちろんあります。
25日~38日が正常範囲と言われていますので、その範囲内で、なおかつ毎回周期が変わってしまうことがなければ、特に問題はないと言えるでしょう。
生理周期が正常範囲から外れてしまっていたり、周期が毎回変化するという場合には生理不順の疑いがあります。
生理不順にも色々とタイプがありますが、心配なのは無排卵性月経の場合です。
排卵が行われないまま、月経だけが起こる症状であり、不妊の原因としても有名です。
そもそも排卵が行われなければ受精も不可能となってしまいます。
この場合、基礎体温が定まらず、高温期がおとずれないまま月経が起こります。
基礎体温をつけることですぐに分かりますので、妊活を決めたら必ずチェックをするようにして下さい。
また、他の生理不順についても、もちろん注意が必要です。
排卵は起こっているものの、何らかの原因でホルモンバランスが乱れ、黄体期が十分に保てないケースもあります。
また、今までは正常に続いていた月経が、急に止まってしまう続発性無月経というものもあります。
どちらも、一時的であればまだしも、続いてしまうと身体がどんどんと妊娠しにくい方向へと傾いてしまいます。
症状や程度によって、治療や回復の方法も変わってきますので、自分の生理周期をきちんと知っておくことはとても大切です。
生理周期がきちんと定まれば、妊娠しやすい排卵期の前後が基礎体温によって非常に分かりやすくなります。
不妊治療の1つであるタイミング法に非常に役立ちます。
少しの遅れだからと生理周期の乱れを軽く考えず、しっかりと規則正しい周期を目指しましょう。
妊活はもちろん、生理痛や月経前症候群の各症状にも効果的ですよ。