妊活の食生活に肉料理もプラス
妊活の重要な要素である食事ですが、肉料理を普段から食べているでしょうか?
若い女性の間では、あまり肉を食べない、敬遠するケースも良く見られます。
肉イコール脂肪分たっぷりで身体に良くないというイメージのせいか、野菜や魚はたくさん食べても肉料理はほとんど食べないという女性は珍しくありません。
しかし、それは大きな間違いです。
もちろん肉には脂肪も含まれていますし、大量に食べれば余分な脂肪が悪玉コレステロールとなって身体に害をもたらしてしまいます。
魚の脂が身体に良いと声高に叫ばれることもあり、健康のためには肉より魚、と捉えられがちですね。
けれども、どんなことでもバランスが最も大切です。
肉も魚も大豆製品も、どれもがタンパク質ですが、その性質は少しずつ変わっています。
どのタンパク質も適量をバランスよく摂ることが大切なのです。
特に妊活では、タンパク質は大切です。
タンパク質は子宮内膜の材料にもなりますし、血流を良くするために必要な筋肉も作ってくれます。
タンパク質が足りなくなると、外見が痩せていくこともさることながら、身体の中身も悪い意味で痩せてしまいます。
筋肉がきちんと形成されていなければ、しっかりとエネルギーを作り出すことが出来ません。
結果身体全体の循環が悪くなり、妊娠に最適な状態を保てなくなってしまうというわけです。
どのタンパク質にもメリットはありますが、肉料理はダントツにタンパク質の含有率が高くなっています。
少しの量でも効率的にタンパク質を摂取することが出来ます。
また、肉には鉄分も多く含まれています。
妊活には鉄分も非常に大切な栄養素です。
血の材料となり、身体全体に酸素を効率的に運んでくれる働きを持ちます。
特に動物性タンパク質である肉や魚は、植物性タンパク質よりも吸収効果が高い「ヘム鉄」という種類の鉄分が含まれています。
栄養価という面から考えれば、肉はとっても優秀な食材なのです。
肉ばかり、魚ばかり、大豆ばかり、というのではなく、どの食品も食べてそれぞれの良い部分をしっかりといただいてしまいましょう。