ジンクス

妊活と葉酸

妊婦さんには葉酸が良い、と最近よく耳にします。
特に推奨されているのが、妊娠したばかりの「超初期」と言われている時期です。
この時期に葉酸をきちんと摂取することで、赤ちゃんの先天異常のリスクが軽減されるというのです。
超初期の赤ちゃんは細胞分裂が盛んに行われ、日に日に人間の形へと近づいています。
ですので、ここで上手く細胞が作られないと、赤ちゃんに異常が起こってしまうというわけです。

葉酸はビタミンB群の1種で、主に血液を作り出し、細胞を作る働きを助けてくれる存在です。
特に女性は、毎月の月経のせいもあってか貧血気味の人が多く、普段の生活でも摂取してほしい栄養です。
しかし、赤ちゃんがお腹に宿ったら、普段以上に葉酸が必要となります。
妊娠中の必要量は1日に400μgと言われ、通常時の1.5倍もの量が推奨されています。
葉酸を多く含む食べ物を食事に取り入れることはもちろん、サプリメントなどでも上手く摂取していくことがお勧めですね。

それでは、妊活中の女性にとって葉酸は必要なのでしょうか?
直接妊娠につながる助けにはなりませんが、妊活をしている方ならばぜひ積極的に摂取することをお勧めしたいです。
というのも、妊娠が発覚してから葉酸を飲み始めるのでは遅いからです。
妊娠の発覚で1番多いのが、生理が遅れたためにわかるケースです。
市販の妊娠検査薬でも、生理予定日から2週間程度経過しないと、反応が出ないものがほとんどです。
つまり、この時点ですでに赤ちゃんの細胞分裂は始まってしまっているのです。
葉酸を摂取することを特に推奨されている時期は、妊娠してすぐから12週目と言われています。
ですのでこの場合、発覚した時にはすでに4~7週目に突入しているわけです。
妊娠を希望しているという方は、いつ赤ちゃんが宿っても良いように、身体を準備してあげて下さい。
そのことで安心感も生まれれば、妊娠の可能性も上がるかもしれません。
また、サプリメントの摂りすぎは身体に悪影響を及ぼす危険もあります。
用法、用量を守り、飲み過ぎないように気をつけましょう。